メニュー

腎疾患の診療について

腎臓は肝臓とともに沈黙の臓器と言われています。つまり症状が出にくいために病気の発見が遅れ、知らないうちに腎臓の機能が悪くなってしまっていることが残念ながら未だにしばしばあるのです。腎臓疾患の原因は各種腎炎のほか慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの膠原病、各種肝炎、血管炎、血液疾患、肺疾患など多くの疾患にわたります。もちろん高血圧症や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)などの各種生活習慣病もその一因であり、かつ増悪因子でもあります。特に糖尿病に由来する腎臓障害は透析療法を必要とする腎不全の原因疾患のうち一番多い原因です。また、腎臓疾患は患者さんによっては将来的に透析療法を必要とするような末期腎不全と呼ばれる状態に至るだけでなく、これ自体が動脈硬化性心血管病の危険因子であることも明らかになっています。腎臓疾患および原因疾患を少しでも早期に発見し治療をしていくことが、その後の腎不全発症や進展予防に、さらには生命予後に至るまで大変重要であると考えられます。今までの腎臓の機能障害にかかわる多くの疾患を診療してきた経験を生かし腎臓疾患だけではなく、より総合的に生活習慣病や各種内科疾患を診療してまいります。検診で尿蛋白や尿潜血を指摘されたり、腎臓の機能の低下を指摘されても自覚症状がないからといって決してほっておかず積極的に医療機関に受診されることを強くお勧めします。当クリニックも少しでもそのお手伝いをさせていただければと考えています。何卒よろしくお願い申し上げます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME